こんにちは、Takamiです。
今回は、食事は大切です。でもその前に について書きたいと思います。
皆さん、自分の基礎代謝はご存じですか?
と考えているあなた。ちょっと待ってください。
基礎代謝は非常に重要です。こちらの記事でも基礎代謝は資産に分類されると説明しました。
健康の資産と負債とは?
基礎代謝とは、一日に何もしていなくても(ベットの上て仰向けに寝て、呼吸しているだけ)消費する最低限のカロリーのことです。
計算方法は、少し複雑なのでネット上の自動計算機などを活用しましょう。
※あくまで参考値ですが、
年齢35歳、女性、身長150cm、体重50kgのAさんで計算した場合
基礎代謝は1,223.093kcalとなります。
※ただこれはあくまでも基準値なので、肥満型の場合は過大評価、痩せ型の方には過小評価となり得ます。
ここから、身体活動レベル別に低い(1.5)、ふつう(1.75)、高い(2.0)という中央値を乗じます。
1,223×1,75=2,140.25kcal (仮に活動レベル ふつうとします)
となります。
※活動レベル別に数値は変化しますし、個人個人で差はあります。
今回はわかりやすくするために、2,100kcalを一日の消費カロリーに設定します。
1日3食なので、1食あたり700kcalという計算になります。
そう考える方、考え方は間違ってはいません。ただ、少し待ってください。
たしかに、摂取カロリーを抑えれば、体重は減少します。
ただ、体重と同時に何が減少しますか?
体脂肪と一緒に、筋肉まで減少してしまいます。
基礎代謝の内訳はご覧の通りです。
出典:加齢とエネルギー代謝 (厚生労働省)
筋肉は約2割という記載ですが、裏を返せばコントロールできる唯一の部位でもあります。
その他臓器は、無意識に動いていますよね。
先ほどの話に戻します。
2,100kcalというのは、Aさんがふつうの身体活動をする場合に必要なカロリーなんです。
つまり、そのカロリーがないと、ふつうの身体活動すらエネルギー不足でキツくなります。
ガソリンのない車のような状態ということですね。
さらにエネルギー不足なので、動かない(動けない)→さらに筋肉量の減少。
といった負の連鎖に突入します。
これ、実はかなり危ないです。
体重は減っているのに、体質としてはさらに太りやすくなるということですから。
結論、カロリー制限だけのダイエットは真の成功とは呼んでいません。
同時並行して、やはり運動も重要な鍵となってきます。
今回は、ここまで。
それでは。