お酒を飲むと眠れる、は本当か??

こんにちは、Takamiです。

前回は、知っておきたい活性酸素-夏の食事かなり大切-について記事を書きました。 知っておきたい活性酸素-夏の食事かなり大切- 皆さんも活性酸素については、説明できますね?それならばっちりです!! 今回は、お酒と睡眠についての内容となります。 お酒を飲む人も飲まない人も、知っていて損はない内容となります。 寝るためにお酒を飲む??? その考えを持っている方も、この記事を読み終わる頃には変わっているかもしれません。 大前提として、お酒を全否定しているのではありません! 睡眠のためにお酒は有効か、そうではないかという話です!くれぐれもお忘れなく!! まずは結論から、 寝始めには効果的だが、長期的な睡眠の質が向上するのではない。むしろ、寝酒は睡眠の質を悪化させる可能性が高い。 それではさっそく内容へ。 参考資料: お酒と睡眠ー眠るための飲酒は避けましょうーよこはま企業健康マガジン第56号(令和元年9月4日配信)より抜粋 減酒.jpー大塚製薬/睡眠障害 はじめに、最近の僕自身が経験したお話から。 僕自身は、家では全くと言っていいほどお酒を飲みません。 元々飲酒が多いわけでもなく、コロナ禍をキッカケに一切お酒がなくても何のストレスも感じなくなりました。 それでも、外で誰かと会って話したり、多少お酒を飲んだりすることは好きです。(誘ってくださいね。笑) つい先日、お酒を飲む機会がありました。(久々ということもあり、ワインをたくさん飲みました) 誰かとなら、調子に乗って飲んでしまうという経験、皆さんも経験したことがありますよね? まさにその状況で、赤ら顔の僕は家に帰り、寝る準備をして布団に入ります。 いつもなら、数分で気絶するはずが、全く寝付けません。。。 これは、お酒によって睡眠が障害されていると確信しました。 疲れているはずなのに、眠れない。 そんな経験から、今回の内容に決めました。 では、なぜ僕はすぐに寝付けなかったのでしょうか?? 理由はいくつかあります。

アルコールを分解するのは、肝臓です。 アルコールはまずADH(アルコール脱水素酵素)によってアセトアルデヒドに分解されます。 次にALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)によって酢酸に分解されます。 酢酸は全身に送られ、筋肉や脂肪組織で二酸化炭素と水に分解され、呼気や尿となって体外へ排出されます。 分解しきれなかったアルコールやアセトアルデヒドは心臓を経由して体内を巡り、再び肝臓に戻って分解される、という過程を繰り返します。 アセトアルデヒドは毒性が強い物質で、吐き気や頭痛を引き起こします。 多量の飲酒によって悪酔いや二日酔いが起こるのはアセトアルデヒドが体内に長時間、留まっているためです。

このアセトアルデヒドは、覚醒作用を人体にもたらします。 覚醒作用がきっかけとなり、夜中に目が覚めたり、アルコールの利尿作用が相まって、睡眠の質を下げます。 たしかに、お酒を飲むことで眠くなるということは誰しも経験があるのではないでしょうか? それは、アセトアルデヒドが血中から脳に達すると鎮静作用を発揮するためです。 (ただし、その効果はほんの2,3時間程度と言われています。) お酒を飲むと眠れる、お酒がないと眠れないという方は、この鎮静作用のために飲んでしまうという場合が多いです。 ですが、鎮静作用よりも遅れてくる覚醒作用や利尿作用によって睡眠の質が悪化するのはいかがなものかと思います。 (考え方は人それぞれです。) ですので、お酒を睡眠薬代わりにするのはやめましょう。 お酒はお酒、薬は薬、しっかり区別する必要があります。 でも、お酒がないと眠れないよ。 こんな声も聞こえてきそうです。 睡眠については、こちらの記事でも記載していますので実践してみてくださいね! 「爆睡間違いなし?」トレーナーが実践する睡眠習慣 [box01 title=”まとめ”] ・アルコールは肝臓で、アセトアルデヒドに分解される。 ・アセトアルデヒドは、覚醒作用をもたらす。 ・アルコールには、利尿作用がある。(脱水の原因にも) ・睡眠の質を上げるために出来ることを実践する。 [/box01] それでは。