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そのサプリメント本当に必要ですか?

こんにちは、Takamiです。

前回は大事なのは、服ではなく〇〇と〇〇だった?の記事を書きました。
その服を買う前に、読んで頂きたい記事です!
まだ読まれていない方はぜひご一読くださいね。
大事なのは、服ではなく〇〇と〇〇だった?

さて、今回はおすすめの本シリーズ サプリメントの正体について書かせて頂きます!
主な内容はそのサプリメント本当に必要ですか?です。
何かしらのサプリメント摂取されていますか?
それはどんなサプリメントですか?
本当に効果は発揮されていますか?

以前に読んでいた本ではありますが、改めて大切なことなどは共有したいなと思います。

また、僕自身は、医薬情報担当者であり登録販売者の資格も持っています。
(薬の現場からは離れていますが、薬を購入するときはドラッグストアなどでも自分で色々と調べています。)
僕自身も感じていたことで、共感できる部分もたくさんありました!
「サプリメントの正体」著者 田村忠司
サプリメントの正体
↑こちらの本を参考にしていおりますので、ぜひ読んでみて下さいね。

前提として、ちゃんとした知識を持って購入したり使用して欲しいという著者の願いがあります。
決して全てのサプリメントに当てはまるものではありませんが、多くのサプリメントに該当する内容となっていますので、
ご自身でしっかり調べたり、少し疑うことから始めてみましょう。

本の中で、たくさん出てきたフレーズは「それ身体に吸収されていません」「その場所まで届いていません」「それ普通に食事から摂取した方が健康的にも良い」「それ飲むより運動して身体を気遣った方が良い」などサプリメントの存在意義を疑うようなフレーズもありました。笑
僕自身はほとんどサプリメントを摂取しないので、概ね同意出来る内容も多かったです。

それでは内容に進みます。
(一部内容の抜粋なので、ご自身でも読まれることを強くお勧めします)

・市販のサプリメントは半数以上が「問題あり」!?
・意味をなさない「酵素ドリンク」
・砂糖入りコーヒーで十分?「栄養ドリンク」
・「コラーゲンでお肌プルプル」のウソ
・「ごまサプリメント」「グルコサミン」徹底検証

かなり絞っていますが、こんな内容です。
(全ては書けませんがご容赦ください)

市販サプリメントは半数以上が「問題あり」!?について

ざっくりと説明すると、作っている工場はある基準を満たしてますか?ということです。
医薬品業界では有名な基準でGMP(適正製造規範)という管理基準があります。
(実は厚労省もこの基準でサプリメントを選ぶよう呼びかけています。)
日本国内には4000〜5000ヵ所の工場があるそうですが、この基準をクリアしているのはわずか200ヵ所程度
信頼できるサプリメントを選ぶのが難しい理由がここにあります。
(もちろん、クリアしていなくてもしっかりした工場はあるらしいのですが。。。)

意味をなさない「酵素ドリンク」について

酵素が代謝に必要なのは間違いありません。
過去にブログでも触れています。
腸の機能と健康について考えてみた
ただ、その酵素を口から摂取すれば全て体内で働くかというと、実は大きな勘違いがあると著者は言います。
ほとんどの酵素は強い酸性の胃液に触れた途端に「失活」といって、働きを失い、自分が消化されてしまいます。
(肝心の腸までほとんど届いていないということになります。。笑)
そして分解されてアミノ酸やペプチドになってしまいます。
であれば、アミノ酸が酵素を作る材料になるのでは?と思われるように、普通に肉や魚を食べれば十分という話です。
「酵素ドリンク」で体重が落ちるのではなく、朝食を抜いたり、カロリー摂取を控えたことが体重減少につながっています。
(栄養が足りていないので、筋肉も減少していますが。。)
「酵素ドリンク」を飲んでいるから栄養は大丈夫なんてことはありません。バランスの良い食事が大切です。

砂糖入りコーヒーで十分?「栄養ドリンク」について

栄養ドリンクは栄養などでなく、「糖分」によって血糖値が上がることで元気になったように感じるという仕組みになっています。
かなりの量の糖分のドリンクもあり、多いものでは20gもあるとか。3gのシュガースティックなら約7本。。。笑
また、眠気を覚ますのは「カフェイン」ですが、ドリンク中には約50mg程度のカフェインが含まれています。
インスタントコーヒー100mlであれば、約60mgです。はい、砂糖入りコーヒーで十分です。
「でもタウリン1000mgとか。。」という意見もありますが、1000mgは1gです。イカ、タコ、ホタテなどの刺身を食べれば簡単に摂取できます。笑

「コラーゲンでお肌プルプル」のウソについて

これは、女性を対象にした宣伝文句かなと思いますが、著者ははっきりとコラーゲンのサプリメントは摂取してもほとんど意味がないと述べています。はい、はっきりと。
「コラーゲンはタンパク質の一種で、人体のタンパク質のうち3分の1をしめています。肌の弾力を保つのはコラーゲンです。年齢とともに作られなくなるので、外から補いましょう」という文句、どこかで聞いてそうですよね。笑
「タンパク質の3分の1はコラーゲンでできている」というのは、人間も動物も同じことです。
ならば、普通に肉を食べればコラーゲンも補給できますよね?という話です。はい、同意です。
また、コラーゲンのサプリメントで飲めば次の日お肌プルプルはあり得ません。
なぜなら、肌は約1ヶ月かけてターンオーバーするので、効いていたとしても約1ヶ月後となるからです。
「気のせい」かもしれませんね。。
お肌のことを考えるのであれば、日々保湿の方がよっぽど大事です。

「ごまサプリメント」「グルコサミン」徹底検証

ごまサプリメント
ごまの何百粒、何千粒というのはそんなに大した量ではありません。
「殻が堅くて栄養素をなかなか吸収できないからサプリメントにした」という謳い文句も、すりごまやねりごまにしてば済む話です。
成分であるセサミンは人体にどうしても必要なものではありません。一生食べなくても何ともありません。
それよりも、ビタミンB群やCを摂る方がもっと大切です。

グルコサミン
関節をサポート、元気に身体を動かすためになどの宣伝文句が有名です。年齢とともに合成力が落ちていく、だから外から補いましょうというのがコンセプトですね。
ただ、口から摂取したグルコサミンが体内にあるグルコサミン(N-アセチルグルコサミン)に変換される割合がどのくらいなのかはよくわかっていません。。「N-アセチルグルコサミン」で作られたものを選ぶ方が効率的だと言われています。
また、グルコサミンでなんとかなるのは、軟骨が壊れ始める初期段階。時間の経過とともに、意味をなさないことになってきます。グルコサミンを飲んで安心、ではなく痛みが出た場合は早めに信頼できる整形外科へ行きましょう。

さいごに、著者が考えるサプリメントを飲む「三つの意義」につて

①病気になる前の「予防」
②「不定愁訴」を抱える方
③根本的な「栄養不足」

これらの場面に該当しない場合は、基本的にはサプリメントを推奨していません。
例えば、悪いところがあるからサプリメントを摂取などは間違った考え方です。
↑これは僕も同意です。

やはり、少しでも不具合などがある場合には医師や薬剤師に相談すべきだと考えます。

まとめ

サプリメントを選び際は、GMPの基準をクリアしているか把握したい
酵素は代謝に必要だが、ほとんどの酵素ドリンクでは腸に届かない
栄養ドリンクは、糖分とカフェインの塊
コラーゲン入りのサプリメントより、普通にお肉でいい
ごまに含まれるセサミンは身体に必須ではない
グルコサミンを選ぶ際には「Nーアセチルグルコサミン」を選びたい

購入する際のご参考に、まずは食事、睡眠、運動を見直していきましょう!!

それでは。