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おすすめの本シリーズ 脳を鍛えるには運動しかない!

こんにちは、Takamiです。

前回は、時間がない?週に○回の運動でも早期死亡リスクを下げる?について記事を書きました。
時間がない?週に○回の運動でも早期死亡リスクを下げる?
週末戦士でも、少しづつ続けることで十分効果を発揮出来ることが示されました。

今回は、久しぶりのおすすめの本シリーズですね!
「脳を鍛えるには運動しかない!」という本についての内容です。
よく本屋さんでも目立つところに陳列されているので、見たことのある方も多いのではないでしょうか?
非常に分厚い本で、読むにも体力が必要です。(実は分厚い本なので、読むのを避けていた自分もいます。笑)
しかしながら、知識のアップデートは必要なので少しづつ読んでみました。
※全ての内容を説明することは出来ませんので、是非本書を読んでみてくださいね。
出来る限り簡単にまとめていますので、最後までお付き合いくださいね!
(ちょっとボリューミーです。笑)

それでは本書の全体像から、

①運動が健康に良いことは誰でも知っているが、脳にも良いことを解説してくれている。
②運動がうつ病の改善、注意力の向上にも役立つことがわかる。
③学生では、成績アップ。高齢者では、認知症の予防まで幅広く影響を与えるのが運動である。

※あくまでも簡単な全体像です。

それではさっそく内容へ。

参考書:
SPARK
the revolutionary new science of exercise and the brain
「脳を鍛えるには運動しかない!」
著 ジョンJ.レイティwith エリックヘイガーマン

著者のジョンJ.レイティ氏は医学博士。ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。
臨床研究者として精神医学と精神薬理学分野のピアレビュー専門誌に60以上の論文を発表。

といったとんでもない人物です。

・運動をさせた子どもは成績が上がる

体育の授業を例に、優秀な学校(学生)の成績の秘密を解説しています。
「0限目」という朝一番の体育を取り入れてから、17パーセントも成績が伸びた。
運動で頭を目覚めさせてから、苦手な授業を受けるとより集中力が向上するということがわかっている。
また、体育ではスポーツではなく、健康(フィットネス)について教えることを重要視している。
体育で重要なことは、一人一人がベストを尽くし、それに対して教師が褒めることしかし生徒がベストを出しているのか把握できず、褒める機会がないと生涯運動嫌いになってしまう人が増える。
そこで、心拍数を可視化して個人のベストを測り、褒めて伸ばす(楽しめる)ことに成功した結果、運動も成績も伸びる傾向が見えてきた。
つまり、個人個人を比較し優劣を決めるのではなく、その本人が頑張っているかどうかを大切にする。

・身体を動かすことで、脳を動かす

身体を動かすには、脳を使うしかない。身体を動かすことで、脳内では成長因子が作られて幹細胞の分化が促される。
脳だけを使っても(座り込んで悩んでいても)、身体が健康になることはない。身体が健康であるからこそ、脳も健康な状態を維持できる。
順番が逆である。身体に良いことは、ほとんどの場合脳にも良い影響を与えている。

・ストレスをコントロールする鍵になる

運動は、心と身体にかかるストレスを巧みにコントロールし、細胞レベルにも働きかける。運動がストレスになっているとしたら?というのも問答無用。
実は運動によって引き起こされた脳の活動は、ニューロンを傷つけるが、通常は修復メカニズムが働いてニューロンはむしろ強くなり、今後の問題に対処できるようになる。
ニューロンは筋肉と同じように、いったん壊れて、より丈夫に作り直される。よって回復能力を増していくため、運動は心身の適応能力を磨き上げていく。

・不安の解消には有酸素運動

運動によって起きる一連の化学反応には気持ちを落ち着かせる効果がある。筋肉が働き始めると、身体は燃料を供給しようと脂肪を分解して脂肪酸を作り、血液中に放出する。
この遊離脂肪酸は血液中を移動する際の乗り物にするためにトリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)と結合していたアルブミンを奪い取る。
身軽になったトリプトファンは、浸透圧差に導かれて血液脳関門をやすやすと通り抜け、脳に入っていく。そして、セロトニンの構成材料になる。
そのセロトニンは、心を落ち着かせ、安心感を高める。

・大切なこと

食事は軽く、身体に良いものを食べる。摂取カロリーを抑えれば、寿命が伸びる。少なくともラットではそれが証明されている。
運動は規則正しく続ける。有酸素運動、筋トレ、バランス、柔軟性。それぞれをカバーする内容で、無理なく。
学び続ける。運動が脳を鍛えることはもちろんだが、そうして鍛えた脳で知識などを発揮して長く生かす。

内容のボリュームはもっともっとありますが、ざっくりと書き出してみました。

もう一度、まとめます。

まとめ

①運動は健康にも良く、脳にも良い。
②運動はストレスコントロールの鍵となる。
③身体(脳)に良いモノを食べ、運動し、学び続けること。

それでは。